ARTプロダクト
- 裕生 大久保
- 5月12日
- 読了時間: 2分
【啓蟄】のプリミティブなビジョンを手のひらサイズに抽象表現した連作です。
.啓蟄は春に地中から虫などの生き物が這い出てくる季語ですが、生き物を生命力や想像力の発現に読み替えて作品化しました。
画法や画材はミクストメディアと呼ばれる手法で水彩やアクリル、下地材のジェッソなどなどのペインティングを櫛や歯ブラシなどで引っ掻いてテクスチャを作っています。
また素材(和紙)に異素材を埋め込む象嵌と呼ばれる手法を使っています。
素材は和紙コースターの背面を使っていて水彩やアクリルのペインティングに引っ掻き傷や異素材を埋め込むハードな画法に耐えるキャンバス地のような丈夫さがあります。
また底面には特殊な製法でエンボス文様が施されていて底面と背面の二つの面が作品になっています。
背面の作品はバーニッシュなどの被覆材で保護されているのでコースターとしても使うことができます。
素材は和紙ですが高密度加工とほぼ2mmの分厚い生地で撥湿性と和紙の吸湿性の2WAYを実現した夏向きのコースターです。
因みに作品はアートと日用品を融合させた新しいスタイルのARTプロダクトです。
飾り方は壁に両面テープで固定した専用ボードに作品を被せることで壁を傷つけずにスマートに飾ることができます。和紙の軽さを活かした飾り方です。
またコースターとして使うときは簡単に固定ボードから取り外すことができます。
今のところ作品は五点だけですがテーマ毎に新しい作品を順次アップする予定です。
作品は福岡市の410galleryで5月8日〜11日迄の期間展示され、62作品の中から優秀賞を受賞しました。
。
Comments